流行しているインフルエンザの種類は毎年違う形であるということをご存知でしょうか?A型B型C型と分類され、流行しているものはA型かB型なのですが、インフルエンザA型B型C型にはどのような違いがあるのでしょうか。

インフルエンザA型B型C型

七面鳥など他の動物にも感染するインフルエンザ

インフルエンザといえば冬季に流行する風邪に似た感染症で、人間に感染する人インフルエンザや鶏や七面鳥が感染する鳥インフルエンザが有名です。他にも豚や馬などの動物に感染するウイルスもあり、場合によって甚大な経済的被害が発生します。2015年5月にはアメリカの七面鳥農場などで鳥インフルエンザが発生しており、大量の殺処分を余儀なくされた七面鳥農場や鶏農場では深刻な影響が出ています。こうした他の動物に感染するウイルスが怖いのは、食料不足や経済的な打撃だけでなく、人間に感染するウイルスに変化する可能性があるという点です。
インフルエンザのウイルスは大きくA型、B型、C型の3つに分類でき、B型とC型が主に人間に感染するのに対して、A型は鳥類の他、人間、馬、豚など多くの動物に感染します。もし、ある動物が異なる遺伝子を持つウイルスに同時に感染した場合、細胞内でそれぞれのウイルスから遺伝子が作られ、元のウイルスとは異なる遺伝子の組み合わせを持ったウイルスができる可能性があります。この異なる遺伝子を持ったウイルスは元のウイルスの特徴をそれぞれ受け継いでいる場合があり、今までは感染することがなかった動物に感染することがあるのです。人間がこのようなウイルスに感染した場合、免疫を持っていないので防ぐ手段がなく、爆発的に感染が広がります。また、新しいウイルスのため既存の治療法が効かない場合もあり、ウイルスの毒性が強いと多くの死者が出ることも考えられます。
とはいえ、このような強力な新型インフルエンザが発生するという話はあくまでも可能性があるというだけで、実際に発生しているわけではありません。また、仮に発生したとしても毒性の強いものが生まれるかどうかは不明です。恐怖心に動かされて危険を過大視したり、パニックに陥らないように冷静に情報と対峙することが重要です。